50cmの差は大きいね。

吉田康雄

「はい。思った以上に水深の差がありました。これなら期待できるかもしれません」

 

ところが期待に反して天候は悪化の一途。悪化といっても河口湖での悪化とは好天のこと。日差しが差して明るくなり風もほとんどないに等しい微風状態。湖面はベタナギだし、正直釣れる気がしない状態だ。現に吉田も暑さ対策のためパラソルを出している。

吉田康雄

「風で吹き飛ばされそうになるほど強い風が吹いてほしいですね。そうすれば湖面が白波立って、釣れる雰囲気になるのでしょうが」

 

夕方のチャンスタイムに賭ける

そんな話をしていた矢先、時折雲が通り過ぎると同時にまるでつむじ風のような突風が吹きはじめた。。当然、パラソルは役に立たず、むしろ危険でさえあった。だが強風は一時的で、すぐにまた静かになった。

M氏「日中は厳しいですね。ボクもアタリがなくなったので、ちょっと車中で昼寝してきます」

 

さすがは常連。釣れない時間帯の過ごし方をよく心得ている。

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【出せるのか!?尺半超in河口湖:第3回】好天は最悪!(提供:週刊へらニュース編集部・関口)

吉田も休憩してきたらどうだい?

吉田康雄

「そうしたいのはやまやまですが、釣りを始めるとどうも寝るのが苦手なんですよ。でもエサを打ち続けるのも逆効果でしょうから、たまにこうして釣り座を離れてプラプラしているんです。ポイント休めを兼ねて」

 

22.5尺竿に替えてはみたものの効果てき面とはならず、あれから一度もウキは動かず、とうとう時計は13時を回ってしまった。

一方、昼食休憩&昼寝タイムから戻った竿17尺の常連M氏が、再開直後に43cm超をヒットさせたのを目の当たりにし、再び18尺竿に戻した吉田。

吉田康雄

「うーん……どうやら竿の長さの問題ではなさそうですね。夕方のチャンスタイムのために竿を元に戻しておきます。そのほうがウキも見やすいでしょうし」