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共稼ぎが多いからか、外食が主体の台湾では、そこここにある庶民向け食堂や屋台、弁当屋などが大繁盛だ。ご多分に漏れずコンビニも増えたが、旧来店も健在なのが日本と違うところ。そんな中、セブンイレブン(「7-11」)のホームページ(HP)が炎上した。HPに揚げた世界中の店舗のユニホーム紹介で、「台湾(中国)」と表記したのだ。

日本店舗のユニホーム日本経済新聞より
「7-11」は「一部の国・地域の名称における表記」について「配慮に欠けるものであった」「表記に関して、当社として独自の立場を取るものではなく、政治的な意図もない」などと釈明し、削除した。が、これにも筆者は、「台湾店舗の表記」となぜしないのか、と少々カチンときた。この件、台湾ではしばらく尾を引くだろう。
流通大手の統一超商が運営する「7-11」は、台湾に13千以上あるコンビニ中断トツの7千を超える店舗数を誇る。が、「四大超商」として他にもファミリーマート(全家:4千数百店)、ハイライフ(莱爾富;1千6百余店)、OKマート(8百余店)があるし、前述の旧来型店の人気も根強い。「7-11」にお灸をすえたい台湾人も多かろう。
とはいえ、台湾の「7-11」はまさに「convenient」な存在だ。どの店舗もFree WiFiだし、品揃えも概ね日本と同じで、勿論「おでん」もあるから練り物好きの台湾人で、食事コーナーはだいたいいつも埋まっている。旧来型店舗にFree WiFiはないが、彼らの多くはWiFi要らずのスマホを使うから、果たしてどうなるだろうか。
ここで、なぜこの件を書こうと思ったかだが、理由の一つは、日本の「7-11」のユニホームと台湾民進党のジャンパーが良く似ているから。その「7-11」がこんな不祥事を起こしたことを残念に思うのだ。色合いといい、襟のベージュのラインといい、感じ似ている。何しろ台湾人はお揃い好き、ゴルフでもみな同じシャツだから、キャディーさんのオロオロは何時ものことだ。