鈴木徳真(左)山中亮輔(右)写真:Getty Images

2025明治安田J2リーグで7月13日現在8位のV・ファーレン長崎。開幕前にはヴィッセル神戸から元日本代表のMF山口蛍、セレッソ大阪からFW山崎凌吾らを迎え優勝候補の一角と目されていたが、実際には厳しい前半戦を過ごした。特に守備面が課題で、中盤の強度不足が目立つ。現時点の総失点数「35」は、モンテディオ山形と並びリーグで5番目に多い数字だ。

さらに、左サイドのスペシャリストとして長崎で活躍していたMF松澤海斗がシント=トロイデンVV(ベルギー1部)へ完全移籍。MF増山朝陽も町田ゼルビアへ移籍してしまう事態になっている。ここでは、中盤の守備強度と左サイドの選手層に不安を抱える長崎が、J1昇格のために今夏獲得すべき5選手を紹介する。


山中亮輔 写真:Getty Images

山中亮輔(名古屋グランパス)

柏レイソル、ジェフユナイテッド千葉、横浜F・マリノス、浦和レッズ、セレッソ大阪でのプレー経験を持ち、2024シーズンから名古屋グランパスに所属しているMF山中亮輔。左サイドであればどのポジションでも可能で、これまで所属したクラブでも左SBや左SH、左WBを経験している。

左足から放たれる強烈なミドルシュートや鋭いクロスが特徴で、相手選手の脅威となっている。セットプレーのキッカーを務めることも多く、これまで数々のチャンスを創り出してきた。今シーズンはJ1リーグでわずか3試合の出場に留まっており、出場機会を求めて動く可能性は高そうだ。長崎の左WBで主力として活躍していたMF松澤やMF増山の後釜として、是非とも獲得したいところだ。


宮城天 写真:Getty Images

宮城天(川崎フロンターレ)

川崎フロンターレの下部組織から2020年にトップチームに昇格し、カターレ富山やV・ファーレン長崎、モンテディオ山形への期限付き移籍経験を持つFW宮城天。2024シーズンから川崎に復帰している。主に左WBや左SHに主戦場を置く宮城は、スピードを活かしたサイド突破やクロスからサイド攻撃を活性化できるのが特徴。