2023シーズン途中から町田ゼルビアでプレーしているMFバスケス・バイロン。青森山田高校からいわきFCへ加入し、ウニベルシダ・カトリカ(チリ)や東京ヴェルディでのプレー経験もある。チリ出身だが小学生の頃から日本で育っており、現在は帰化申請中とのこと。結果次第では日本代表としてのプレーも狙えるポテンシャルを秘めている。
主に右SHや右WBでプレーするバイロンがドリブルを始めると、会場のボルテージが一気に上がる。ボールロストはほとんどせずに高確率でドリブルが成功する。特にカットインの切れ味はJリーグ屈指。かつては苦手だった守備時のハードワークにも最近は積極的に取り組み、攻守両面でチームに貢献できる選手へと成長を遂げた。長期離脱中の田中に代わり、J2でのプレー経験もあるバイロンを千葉がリストアップしていてもおかしくはなさそうだ。

柴戸海(浦和レッズ)
2018シーズンに浦和レッズでプロキャリアをスタートさせたMF柴戸海は、1年目から9試合に出場し1ゴールをマーク。その後はプロのスピード感やプレー強度にも慣れ、毎シーズン出場機会を増やしていった。昨シーズンは期限付きで加入した町田ゼルビアで、22試合に出場し1ゴール。J1に初めて挑んだ町田の3位フィニッシュに貢献した。
ボランチを主戦場としており、強度の高い守備で相手の攻撃の芽を摘むことが出来るほか、攻撃面においてもボール奪取後に針の穴を通すようなパスで決定機を創出するなど、攻守両面において活躍している。
浦和では、天皇杯(2021)、FUJIFILM SUPER CUP(2022)、AFCチャンピオンズリーグ(2022)など数多くのタイトル獲得にも貢献してきた柴戸。今シーズンは未だにJ1リーグでの出場が無く、今夏の補強の目玉となるだろう。ボランチの守備強度に問題を抱える千葉が柴戸をリストアップしていてもおかしくはない。
