至誠の域は、先ず慎独より手を下すべし。閑居は即ち慎独の場所なり――独りを慎み、即ち睹(み)ず聞かざる所に戒慎することが、己に克つ具体的修練の方法であり、それにより私心を無くし、誠の域に達することが出来るようなります(西郷隆盛著『南洲翁遺訓』)。全ては自らの身を修め、誠意・誠実を尽くすことです。

編集部より:この記事は、「北尾吉孝日記」2025年7月7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。