「トイレで“音姫”を使わないって、ちょっと恥ずかしくない…?」 そう思っていたのは、少し前までの話。
今、若い世代を中心に「音姫をあえて使わない」という人が急増しているのをご存じでしょうか? しかもその理由は、単なる節約や機械の不調などではなく、まさかの“あの価値観”の変化が背景にあったのです──。
目次
「音姫」ってそもそも何?音姫の音が「逆に恥ずかしい」時代に?「自然体でいいじゃん」という価値観の変化“非接触志向”で使わなくなった人も多数それでも「音姫は必要!」という声も【まとめ】音姫は“恥ずかしさ”を超えた先へ ## 「音姫」ってそもそも何?

(画像=『FUNDO』より引用)
まずはおさらいから。 「音姫」とは、トイレでの排泄音をかき消すための“擬音発生装置”のこと。 もともとは、女性がトイレ中の音を気にして何度も水を流してしまう“水道代の無駄”を防ぐために作られたもので、1988年にTOTOが販売を開始しました。
「ジャーッ」という水音を流すことで、“気まずさ”をカバーする画期的な装置として一気に広まり、今では多くの公共トイレに設置されています。
なのに、なぜ?「使わない派」が増えている理由。 一見、メリットしかないように見える「音姫」。にもかかわらず、“使わない人”が増えているのは──それは、次のような背景があるからです。
音姫の音が「逆に恥ずかしい」時代に?
Z世代を中心に、「音姫を使う=何か隠したい」という意識が定着しつつあります。 つまり、「わざわざ音を流すことの方が、逆に目立ってしまう」と感じてしまうのです。
TikTokなどのSNSでは、
「音姫の“ジャー音”が響くと“何してるのかバレバレ”って感じがして使えない」 という声も少なくありません。