参院和歌山選挙区(改選1)では、過去最多の7人が立候補し、注目の激戦区となっています。自民党は、二階俊博元幹事長の三男・二階伸康氏を擁立しましたが、裏金問題で離党した世耕弘成衆院議員に近い望月良男氏(前有田市長)が無所属で出馬し、保守分裂の構図となっています。
恨み深い「二階親子VS.世耕氏」再び 保守王国・和歌山が真っ二つ Gf56Mbdul
— 朝日新聞大阪社会部•NW報道本部【公式】 (@osakashakai) July 11, 2025
伸康氏は、2024年の衆院選で世耕氏に約3万票差をつけられ敗北し、比例復活もできませんでした。今回の参院選では、街頭演説を重ね、地方創生や「パンダの再誘致」などを訴えていますが、自民党内では「外交案件を選挙の争点にするべきではない」と懸念の声もあります。
日本国民はパンダはいらない。二階の息子もいらない。
崖っぷち「二階元幹事長の息子」が訴える「中国から再びパンダを!」 WW0c0pc
— 田舎暮しの唱悦 (@shoetsusato) July 12, 2025
選挙戦には、共産、維新、参政党、NHK党などの候補も加わり、物価高・少子化・社会保障などをめぐる争点で論戦が交わされています。

二階伸康氏 自民党HPより
石破茂首相も応援に入り、党本部は総力戦で臨んでいますが、俊博氏の側近・鶴保庸介参院議員の「能登地震は運が良かった」との失言が逆風となりました。
【独自】「なんてことをやってくれたんだ」鶴保庸介「能登地震」発言で和歌山・おっさん二階のジュニアが窮地《不倫劇から「県民葬事件」まで》 TwsTGYk #現代ビジネス
— 現代ビジネス (@gendai_biz) July 10, 2025
この発言に対して、世耕氏はSNSで強く批判し、望月氏の支援を表明しました。