■「クルド人問題」の話題はスルー
詳細をめぐり、蕨市役所に取材を実施したところ、当該の立て看板は7月3日に設置されたものと判明。
看板設置の経緯について、担当者は「警察と協議して設置しました」とのみ、回答している。
また、看板に日本語・英語のみを使用した理由については「警察と協議の上、日本語のほか、国際的に広く使用されている英語を採用しました」とのこと。回答内容には、クルド人の「ク」の字すら見られなかった。
なお、「看板の日本語および英語の表記に、一部言葉が足りない部分があったため、現在看板を撤去し、修正しており、完了後、再度設置を予定しています」との回答も得られている(9日17時時点)。

(画像=『Sirabee』より引用)
この看板設置が、多くの市民を悩ませる問題解決の第一歩となれば良いのだが…。
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)