Urban Eyesは、軽量で通気性のあるベストをベースに、前後2つの2.5K/30fps広角カメラを搭載しています。

このカメラは、白く目立つボディを黒の“目”型フレームに収めたデザインで、近づく人々に「監視されている」印象を強く与えることを狙っています。

また、ベストには反射素材が縫い込まれており、夜間の視認性も確保。

さらにスマホ用の大きなジッパーポケットや、肩付近には小物用のミニポケットも装備されており、日常のランニングを支える機能性にも優れています。

次項では、実際にどのような録画されているかも確認しましょう。

「今、録画中」アピールが不審者を遠ざける

Urban Eyesの最大のポイントは、前後に搭載されたカメラが「今、録画中である」と明示するようなデザインにあります。

録画中には青色LEDが点滅し、明らかに“動作中”であることが分かるため、接近してくる人物に対して心理的なプレッシャーを与える仕掛けとなっています。

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印象的な「目の形」や転倒するLEDにより、「録画中」だと分かる / Credit:The Urban Eyes

つまり、実際に録画されているかどうかに関わらず、「もしかしてライブ配信中かも?」「証拠が残ってしまうかも?」と相手に思わせることが、防犯に直結するというわけです。

録画や写真撮影の操作は、付属のワイヤレスリモコンで一括管理が可能。

ボタンひとつで録画開始・停止、静止画の撮影ができ、ユーザーの負担を最小限に抑えています。

録画映像は各カメラのSDカードに保存され、バッテリーは最大90分間持続します。

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実際の録画映像 / Credit:The Urban Eyes

なお、このベストにはクラウドへの自動アップロード機能は搭載されていません。

これは「電波状況に左右されず確実に記録できること」や「ユーザーが録画のタイミングを完全に制御できること」が重視された結果です。