科学技術が進歩した現代でも、なお説明のつかない“怪現象”が日本各地で語り継がれています。
偶然や錯覚では説明しきれない、不思議な体験や目撃情報。
今回は、実際に報道されたり、研究対象になったりしたにもかかわらず、現在も真相不明のままとなっている「日本の怪現象」を5つ紹介します。
目次
① 東京都・三軒茶屋のポルターガイスト現象② 宮城県・石巻市の「震災タクシー幽霊」体験談③ 岐阜県・富加町の幽霊団地事件④ 茨城県・虚舟(うつろぶね)事件⑤ 北海道・岩見沢の「阿菊人形」おわりに ## ① 東京都・三軒茶屋のポルターガイスト現象

東京都世田谷区の三軒茶屋にある某映像制作会社の事務所では、長年にわたりポルターガイスト現象が目撃されてきました。
夜間無人のはずの室内で人影が動く、電源を切ったPCが突然起動する、撮影した映像に謎の声が入り込むなど、怪現象が頻発。
とくに注目を集めたのは、警備カメラに記録された“誰もいない廊下に現れる黒い影”。
この映像はネット上で拡散し、心霊専門家の調査も行われましたが、原因は特定されず「残留思念」や「建物自体の因縁」が噂されることに。
② 宮城県・石巻市の「震災タクシー幽霊」体験談

東日本大震災から数か月後、宮城県石巻市のタクシー運転手 7人 が「津波で消えた住宅地まで客を乗せ、到着すると姿が消えた」と証言。
聞き取りは東北学院大・金菱清ゼミが2012〜14年に実施し、調査対象約100人のうち 7人が体験談を語った。無賃乗車台帳には 560円 の未収記録が1件残存。
心理学・社会学の見地では、深い喪失体験が引き起こす“投影”や“共同幻想”と解釈しうる一方、メーター記録・台帳といった物的痕跡が残るため、超常現
象説を完全に否定する研究も現れていません。現在も追加ヒアリングが続き、真相は不明のままです。