この「ある意味単純だけど壮大なアイデア」を評価して、予算かけて実際にやっちゃったのはある意味すごいなと。

例えば東京の国立競技場のザハ・ハディド案みたいな「バカでかい想像力爆発プラン」が、現実的な事情からチマチマと削られて現実的な案に落とし込まれちゃった(あげく全然違うものが建っちゃった)ことについて怒りを感じてるっていう人は時々見かけますが、そういうのをどう考えるかは難しい課題ですよね。

僕は人間のキャラクターとしてそこまでそういう「巨大な想像力爆発の建築!」に心理的に入れあげたりするタイプではないし、むしろニュースを見てた時点では大屋根リングに「否定派」寄りの感覚を持っていたので、「実際にやっちゃった」モノを間近で体験したことによる大きな心理的効果を考えると、ちょっと考えを変えさせられる面もありました。

あとで述べるように(リンクあとで貼ります)僕は「ミャクミャク」はほんとマジで好きというか、アレを選んだセンスにはものすごくシンパシーを感じてたんですが、大屋根リングを作った人たちの精神が考えていたものへの敬意みたいなのも、会場の雰囲気が思いの外すごい良かったので見直さざるを得ない気持ちになる部分があったんですよね。

こういう「大きなチャレンジ」を社会の中でどう考えるのか、という話は後々掘り下げます。

3. 運営がグダグダなのは確か・・・・

一方で、「俺は万博マニアだが大阪万博には失望した!」って言ってる東京に住んでるニュージーランド人のツイートがバズってましたが、ここで言われてることはまあ、確かにと思う感じでした。