エサ
赤虫またはサシ1匹を通し刺しにし、ハリ先を出しておくとハリ掛かりがいい。ミミズなら米粒くらいに切ってたらさない。なおサシの場合はエサをつぶして体液を出しておくと誘引効果が期待できる。

ポイントと天候
朝夕が特に狙い時で、隠れ家になっていそうな薄暗い物陰を選んでポイントを決める。河川では流れが緩やかな場所で捨て石や消波ブロック帯、乱杭、橋脚、水草の陰などが絶好の狙いめ。湖沼では船溜まりや桟橋、水門周辺が好ポイント。
いいポイントに当たれば次々と釣れてくる。そのようなポイントを探り当てるため、ここぞと思うポイントに当たるまで手軽に移動できるようにしておくといい。

釣行日は晴天より、蒸し蒸しするような曇りの日やシトシトと小雨が降るような日がいい。隠れ家から離れて広範囲にエサを探しているため釣りやすい。
釣り方
アタリは、最初にピクピクときて、スーッと横に移動させたり、水中深く沈めたりする。テナガエビは必ずエサを物陰に持ち込んでから捕食するので、早アワセは禁物。ウキが停止してからポコポコと揺れたらアワセ時で、竿先をゆっくりと持ち上げて聞いてみると、ツンツンとくることが多い。
竿先に十分な重みが乗ったら、完全にハリ掛かりしているので、テナガエビ独特のエビバックの引きを楽しみながら静かに抜き上げるといい。
なお、アワセのタイミングが遅れると隠れ家の奥に持ち込まれて根掛かりとなってしまうため、仕掛けの予備、特にハリは十分用意したい。
またアタリが遠くなったら、1~2mでもポイントを変えてみる。
関東圏の釣り場
潮の影響を受ける汽水域の釣り場として、都内では多摩川や江戸川、中川、荒川などが挙げられる。このうち江戸川水系の新左近川親水公園は大型が釣れるので有名。公園として整備されているため、子ども連れでも楽しめる。
