石破茂首相は9日、参院選の街頭演説で日本が「なめられてたまるか」と語り、トランプ米大統領による対日関税強化方針に強く反発しました。この発言は、国民の不安に寄り添う姿勢を示す一方で、外交交渉における強硬路線への転換とも受け取られています。
石破首相「なめられてたまるか。同盟国でも言わなければならない」 トランプ関税で強調BV474StmqE
「トランプ大統領は職を失った人に職を与えるのが使命だと言って大統領に当選した。米国で一番職をつくっているのは日本ではないか」と訴えた。
— 産経ニュース (@Sankei_news) July 9, 2025
注目すべきは、石破氏の発言が参政党の掲げる「日本人ファースト」的スローガンと類似している点です。参政党は都議選で外国人政策を前面に押し出し躍進しており、自民党が外国人対策に乗り出した背景には、参政党を選挙上の脅威として意識し始めたことがあるとみられます。
チキラボでは、先の東京都議選の、有権者の投票行動を分析しています。参政党への投票者は、参政党が「日本をなめるな」「日本人ファースト」とのメッセージを掲げていることを知った上で、そこに共感して投票してることがわかりました。報告記事リンクはツリーに掲載しています。 pic.twitter.com/PMM1ixNI2V
— 荻上チキ (@torakare) July 4, 2025
実際、自民党は「違法外国人ゼロ」を公約に掲げ、外国人の運転免許切り替え審査の厳格化や、外国人対策の司令塔組織の新設などを打ち出しています。石破首相自身も「日本の習慣を身につけ、ルールを守ってもらう」と強調しており、保守層への訴求を強めています。
不法滞在や制度の悪用、土地取得や観光地での迷惑行為。国民の不安が高まる外国人問題に対し、自民党は「違法外国人ゼロ」を掲げ、具体的な対策を進めています。小野田紀美 参議院議員が、4つの柱に基づいた政策提言を徹底解説!ぜひ動画をご覧ください。