きょうは選挙以外の話で武雄市の話題から。

【78万人の県に2大学新設へ 少子化続くなか、県や市が旗を振る理由】

少子化が進み、学生募集を停止する大学や短大が相次ぐなか、二つの大学の新設を目指す県がある。都道府県別で最少の2校しか大学がない佐賀県だ。18歳人口が減るなか、全国で6番目に少ない人口78万人の県が、なぜ大学なのか。

西九州新幹線が走る武雄温泉駅から徒歩10分。佐賀県西部に位置する武雄市の市民体育館跡地で、武雄アジア大の建設工事が進む。

佐賀女子短大(佐賀市)などを運営する旭学園が、2026年4月の開学を目指し、文部科学省に設置認可を申請した。東アジア地域共創学部に観光・地域マネジメントとアジア・メディアコンテンツの2コースを置き、入学定員は140人。早ければ8月に認可される可能性がある。学長予定者の小長谷有紀・国立民族学博物館名誉教授は「地方創生、地域活性化のプロを育てる。故郷を何とかしたいと考える若者を各地から集めたい」と話す。 ~以下省略~

(2025/6/21 朝日新聞)

この件ですが、実は2年前にも同じような記事がありまして

【Kポップも学べる「現代韓国学部」 佐賀で25年春開学めざす】

2025年4月の開学を目標に佐賀県武雄市に4年制大学を開設する計画を進めている学校法人旭学園(佐賀市)は、大学の名称を「武雄アジア大学」に決めたと発表した。Kポップといった韓国カルチャーを学ぶ現代韓国学部と、次世代教育学部(いずれも仮称)を設け、全国から学生が集まる個性的な大学を目指すという。 ~中略~ 現代韓国学部(1学年の想定定員90人)は、音楽などが世界で評価を受けるようになった韓国をはじめ、日本やアジア諸国のエンターテインメントをビジネスの切り口から学んだり、比較文化の観点で研究したりすることで、次世代の国際交流を担う人材の育成を図る。 ~中略~ 一方、次世代教育学部(同40人)は、小学校教員免許を取得できる学部としつつ、ICT教育や少人数学級など時代に合った教育手法を究めたり、フリースクールなど学校以外での教育方法を学んだりできる場にしていくという。