週末のたび雨が降る今日このごろ、皆さんはどうお過ごしだろうか。多くの方は、5月から続く天候不順をうっとうしく思っていることだろう。そんな気持ちを吹き飛ばしてくれる釣りが、この時期から本格化する。それは、ファミリー層に人気のテナガエビ釣りだ。
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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・桑山卓久)
木曽川のテナガエビ釣り開幕
今年の開幕(4月中旬)は、小型メインでハリ掛かりの悪さに苦戦続きだった。だがそれ以降はひと潮ごとに成長。現在では良型を含めて数釣りを楽しめる。今回は6月16日、愛知県愛西市の木曽川(立田上手)でのテナガエビ釣りを紹介する。
数日前から続く雨により、水位高や濁りがあることは確認済み。本来なら潮の高い時間帯が釣りやすいが、それを考慮し今回は潮が低い時間帯にかけて狙う。昼すぎに出発し、立田上手のポイントへと向かう。
今回は、テナガエビ初挑戦の息子も同行する。現場に到着すると、潮が下げ始めて4時間ほどたったにもかかわらず、潮位は高く濁りからブロックが全く見えない。思いの外、山側の出水が多いようだ。幸い濁流ではないため、テナガエビ釣りは楽しめそうだ。
はやる気持ちを抑え準備にかかる。道具立てはノベザオ2.7m、岬オリジナル仕掛け(ハリ2号)。エサはイシゴカイ。今回は息子に楽しんでもらうため、私はサポート役に徹する。濁りでブロックの穴が全く見えないことから、まずはオモリでブロックをたたきながら穴を探ってもらう。
18cm筆頭に連発
穴の位置を把握してもらった後、置きザオ2本で開始。開始早々ウキが2~3度小さくつつかれる。テナガエビの前アタリなのだが、初挑戦の息子にとっては判断しづらいようだ。その後、ウキはゆっくりと水中へと引き込まれる。
息子に20秒ほどカウントさせ、ゆっくりとサオを聞き上げてもらう。上がってきたのは、手の長さを含めて17cmほどのテナガエビ。これを皮切りに、コンスタントにテナガエビが掛かりだす。いつも以上に活性が高く、私は待ちのカウントを短くするように、また穴をこまめに変え休ませながら釣ることも伝える。
