参政党が政権を担った場合、私たちの日常生活は以下のように変わるかもしれません。

買い物:スーパーには国産、特に有機栽培の野菜や加工品が並びますが、価格は現在より高くなる可能性があります。海外の安価な食品や輸入品の種類は減るかもしれません。 医療:風邪をひいたら、漢方薬や栄養指導がまず選択肢になるかもしれません。ワクチン接種は任意性がより強調され、様々な情報が提供されるようになります。 子育て・教育:子供は学校で日本の神話や歴史を詳しく学び、地域活動への参加が奨励されます。給食は無添加の和食が中心になります。 ニュース・情報:テレビや新聞では、「国益」「主権」「伝統」といった言葉が頻繁に使われ、海外のニュースよりも国内の地域的な取り組みや課題が多く報じられるようになるでしょう。

総括

参政党が政権をとった場合、それは「戦後レジームからの脱却」をスローガンとした、大きな社会実験と言えるでしょう。国民の健康や地域の共同体、国の自立を重視する「内向き」で自己完結的な社会を目指す一方、その政策は国際社会との協調や経済合理性、科学的客観性といった側面で多くの課題やリスクを伴う可能性があります。

支持者にとっては「日本を本来あるべき姿に戻す」理想的な社会の実現と映るでしょうし、批判的な立場からは「非現実的で、国際的に孤立した危険な国家運営」と映るかもしれません。いずれにせよ、現在の政治とは全く異なる価値基準に基づいた世の中になることは間違いないでしょう。

編集部より:この記事は島田裕巳氏のnote 2025年7月6日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は島田裕巳氏のnoteをご覧ください。