6月24日の放送にて最終回を迎えた『ガンダム』シリーズのテレビアニメ最新作『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』。1週間以上が経過した今なお、ファンからは絶賛の声が相次いでいる。

そんな中、X上ではハードオフ店頭で発見された「とんでもないガンプラ商品」が話題となっていたのだ。

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■「ハードオフ狂ってる」

今回注目したいのは、SF映画系をメインとするフィニッシャー、プロモデラーのENOさんが投稿した一連のポスト。

「ハードオフ狂ってる(買う)」と、意味深すぎる1文の綴られた投稿には、『ガンダム』シリーズの大人気プラモデル『ガンプラ』のパーツが詰められた袋が確認できる。

そしてなんと、その中には大量の「ヒートホーク」が詰められていたのだ…。値段はわずか330円(税込)である。

■「ジークジオン!」と話題

ヒートホークとは、『機動戦士ガンダム』に登場するモビルスーツ(MS)「ザク」の近接白兵武器。ザクのトレードマークの一つで、「ホーク」という名の通り、斧の形状をした武器である。

シリーズの主人公は「ビームライフル」や「ビームサーベル」といった武器を使用するケースが多いのだが…なんと、『ジークアクス』では、主人公がこのヒートホークを使用。

そうした背景もあってガンダム界隈では再評価が著しい武器であり、そんなヒートホークが大量に「まとめ売り」されている光景は瞬く間に話題となった。

ヒートホーク
(画像=『Sirabee』より引用)

前出のポストは投稿から数日足らずで5,000件近いリポストを記録し、Xユーザーからは「めちゃくちゃお買い得じゃないですか!」「まるでヒートホークのバーゲンセールだな…」「どの機体のヒートホークか当てるゲームできそう」「全部同じじゃないですか!?」「ジークジオン!」といった驚きの声が多数寄せられている。

■発見者は「おれ以外、誰が買うだろう?」

ポスト投稿主・ENOさんに話を聞いたところ、こちらの商品は東海エリアの某ハードオフ店舗にて発見したものと判明。

発見時の心境について、ENOさんは「元々、ジャンクプラモの詰め合わせセットを売っている店舗で、他にもビームサーベル部分だけのパックなども販売していました」「しかし、今回は内容量も他と比べても桁違いだったので『いよいよ極まったな…』という印象でした」と振り返っており、個性的な品揃えの中でも、群を抜いているようだ。

「今後のモデラー人生においても、ここまでの量と種類は絶対必要ないです」と断言するENOさんだが、同時に「おれ以外、誰が買うだろうか?」という、使命にも似た救済の気持ちがあり、購入を決意したという。

…と言うのも、ENOさんは以前『留之助商店』というショップに在籍しており、同店ではSF映画『ブレードランナー』に登場する銃器「ブラスター」のモデルガン製作にも携わっていた人物。

こちらは「留之助ブラスター」という名前で、なんと『ジークアクス』で主人公のMSが使用する武器名「トメノスケヒートホーク」の元ネタであることが判明したのだ。

なお、同スケールのガンプラで遊ぶ小学生の我が子に大量のヒートホークを見せたところ、「キモッ! いらない!」と、拒否反応を示したという。もう数年経てば、ヒートホークの無骨な魅力に気づいてくれることを願いたい。