そして、我が愛しのラングスティーヌちゃん。美しくおっきく、きれいな燻香まとって挨拶したあとは、イカ墨&ザル貝&マテ貝の芳醇なソース、鳩肝、チョリソーと。若いジュヴレイのプルミエクリュとぴったり。

ブラインドで、おもいっきり外す若いのはわかったけど、だからこそこの透明感があまりない紫色は若いピノじゃない、っておもっちゃった…
ラストは、サレール牛。ここでサレール、初めてかな。ガリスと和牛しか食べたことなかったかも。
上品できめ細やかで味わい深いお肉、かんっぺきな焼き加減。
後で聞いたら、圭くん自身が焼いたそう。胡椒とバターの旨みが効いたソースを絡めた牛に、身も心もとろける。相方は、若めのコートロティ。軽いスパイスあるもののフルーティーで、シラーとすらわからなかったー。

全ての肉汁を内包したジューシー加減、わかるかしら? おいしさに、恍惚 ソースも見事。これぞフランス料理の極意!

セパージュも地域も思いっきり外したコート・ロティ(左) ソムリエのケヴィンが、”ピノはザクロ色でしょ、シラーはすみれ色でしょ”と指南してくれる

今宵のテーブルを予約できた、世界中からやってきた幸せな人々
デセールは、柑橘ヴァシュランだけど、新スタイル。シュローの甘みがいいな。最後に、さくっ&とろっな黒トリュフチョコレートタルト。

グラニテでお口をさっぱりさせてから

進化したヴァシュラン

あったかなショコラのタルトの上で、メラノたちが強い香りをむんむんはっしてる 相方は、伊那の仙醸の古酒

ショコラとトリュフの組み合わせもいいし、生地とクリームの食感も素敵

お口直しはヴァニラアイスクリーム
圧巻!感動!興奮!
なんとまあ素晴らしい食材力と、研ぎ澄まされた調理の完成度。コヴィッドあけてからの圭くんは、無双状態。
帰りがけ、居合わせたゲストたちは口々に、”こんなおいしい料理、初めてです”、”君がパリにいてくれて僕たちはなんて幸せなんだ”、”言葉にならない、、、”。