もしUFOが核ミサイルの発射ボタンを勝手に押しかけていたとしたら、あなたはどう思うだろうか。まるでSF映画のような話だが、米国の元軍関係者たちが次々と口を開き始めた。彼らの証言は、UFOが米国の核兵器に干渉し、あわや核戦争という破滅的な事態を引き起こしかねない驚くべき実態を明らかにしている。
長年にわたりUFOと核兵器の問題を追い続けてきた研究家、ロバート・ヘイスティングス氏。彼は40年以上にわたって150人以上の退役軍人に取材を重ねてきたこの分野の第一人者だ。そんな彼が最近のインタビューで語った内容は、我々の常識を揺るがすものだった。
発射寸前だった核ミサイルと謎の円盤
ヘイスティングス氏が紹介したのは、元空軍大尉デイヴィッド・シュール氏の凍りつくような体験談だ。彼はかつて、マイノット空軍基地で10基の大陸間弾道ミサイル「ミニットマン」を管理する発射管制官だった。
ある日、シュール氏が地下の管制室で勤務していると、警備員から緊迫した報告が入る。「ミサイルサイロの上空に、光り輝く円盤状の物体が浮いている」と。
その報告が終わるか終わらないかの瞬間、彼の目の前にある管制卓の「発射進行中」ランプが突如点灯した。これはミサイルが自律的に発射シーケンスを開始したことを意味する。ヘイスティングス氏はこう語る。「シュール大尉は、ミサイルがまさに発射されようとしているように見えた、と言っていました」。

幸いにもシュール大尉は、即座に「インヒビット・スイッチ」と呼ばれる発射阻止スイッチを操作し、カウントダウンを強制的に停止させた。もし彼の迅速な判断がなければ、どうなっていただろうか。当時は冷戦の真っ只中。米国からのミサイル発射を探知したソ連が、全面的な報復攻撃に踏み切っていた可能性は否定できない。人類は核戦争の一歩手前まで追い詰められていたのかもしれないのだ。
さらに驚くべきことに、同じ時期に同基地に勤務していた別の元管制官、ラリー・マンロス氏も、ほぼ同じ内容の体験をしたと証言している。これが同一の事件なのか、それとも複数の干渉があったのかは、今となっては定かではない。