若々しく見えるためには「髪・体型・肌」をメンテナンスすることが大切です。これは自分のためというよりも、人からどう見られるかを考えてのことです。

それとは別にシニアになってから自分自身のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を低下させないためには「歯・筋肉・脳」を劣化させないことが重要だと思うようになりました。

歯のメンテナンスをしていないと、虫歯や歯周病になったりして歯の数が減っていきます。失った歯はもう生えてきません。

歯の数が減って咀嚼する力が弱くなれば、硬いものが食べられないようになり、胃腸にも負担がかかるようになります。よく噛めなくなって食欲が減退すれば、十分な栄養が取れなくなり体力も衰えていきます。

おいしいものを食べながら必要な栄養を摂取するために歯のメンテナンスは極めて重要です。

私は歯列矯正をしながら、それとは別に毎月歯科医に通って歯石除去をしてもらっています。

筋力が衰えるのもクオリティー・オブ・ライフを引き下げます。つまずいて骨折したりするのは、足の筋力の衰えが原因です。自分で歩くことができなくなれば行動範囲も狭まって、介助なしに外出できなくなってしまいます。

また、筋肉量が減っていくと基礎代謝が下がり、太りやすくなり生活習慣病にかかるリスクが高まります。

筋肉量の維持のためには、日常生活で意識的に歩いたりして運動するだけではなく、トレーニングマシンを使って意識的に筋肉の鍛える機会を作るべきです。

だからパーソナルトレーニングはシニアにこそ必要だと思います。

そして、脳の働きも重要です。

最近の研究によれば、睡眠時間中に脳に酸素を十分に供給しないと脳の劣化が進むと言われています。

私は検査の結果、睡眠時無呼吸症候群と診断され、放っておくと眠りが浅く脳にダメージを与えることがわかりました。

健全な睡眠を妨げる要因の1つは実は飲酒です。飲酒で深い睡眠が取れなくなることにもかなりの悪影響があると言われました。