SonnetやNotebookLMとうまく併用
特にビジネスパーソンは、どのようにClaude 4を使えば、パフォーマンス向上や業務効率化、生産性向上につなげることができるのか。
「プロジェクト機能をうまく使いこなすべきです。一つのプロジェクトに、AIに読み込ませるべきさまざまな資料を登録しておくと、どんどん会話を重ねて学習・分析してくれます。例えば顧客への提案を行う際に、自分の考えているアイディアや知っておくべき情報・資料をあらかじめプロジェクトに登録しておくと、AIがそれらを参照してくれるので、AIとの会話を重ねることで、よりクオリティの高い成果物を出してくれるでしょう。
また、分析機能が優れているので、データ分析に積極的に活用するとよいでしょう。回答を単にテキストで出力するだけではなくて、出力されたものについてプロンプトで『こうしてください』と細かく修正指示をしたりして、Claudeと共同作業したり、アシスタントとやり取りするようなイメージで使うことができます」
コストを抑えるためには使い分けをすることもお薦めだという。
「Opusは非常に賢いのですが、一度に多くのトークンを消費するので、料金が高くなったりトークンの使用量に制限がかかってしまう可能性があるため、Sonnetでいろいろな文章を作成しておいたり、グーグルのNotebookLMで情報を整理しておいたり、頻繁に参照する資料を事前に登録しておいて、最後にすべての資料・情報をOpusに与えて文章をつくってもらうといったかたちで、できるだけトークンの消費を節約するという工夫をするとよいでしょう」
Claude 4の価格体系は、無料プランが1日あたり約2万5000トークン、Proプラン(月額20ドル)が5時間あたり約300万トークン、Maxプラン(月額100ドル)が同約1500万トークン、Maxプラン(月額200ドル)が同約3000万トークンとなっている。
(文=BUSINESS JOURNAL編集部、協力=本田雅一/ITジャーナリスト)