これは、自分の行動を正当化するための心理的バイアスが強く働いている可能性を示しています。

いずれにしても「ながら運転」は非常に危険なため、「通知オフ」モードの活用やスマホを車内の手の届かない場所に置くことなどといった対策を徹底すべきでしょう。
ただし研究チームは、この調査には限界があることも認めています。
例えば、インタビュー対象者は都市部ではなく郊外や地方の学生が中心であったため、都市部の若者の行動傾向はまた異なる可能性があることが指摘されています。
また、調査は自己申告形式であるため、実際の行動よりも過小報告されている可能性もあります。
それでも、今回の手法は、今後の研究においても再現性が高く、研究を拡大するための枠組みとして高く評価できます。
スマートフォンは便利なツールですが、車を運転している間は命を預かる責任ある行為の最中です。
安易にながら運転してしまうかもしれませんが、それは自分と人の命を奪う行為に繋がりかねません。
まずは自分が絶対に行わないようにし、それを若者たちにも教えていかなければいけません。
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参考文献
Teens admit to alarming phone time while driving
https://newatlas.com/lifestyle/teens-phone-driving/
Study Explores the ‘Social Norms’ of Distracted Driving Among Teens
https://www.massgeneralbrigham.org/en/about/newsroom/press-releases/study-explores-social-norms-of-distracted-driving-among-teens