そのデータをもとにレーザーを照射して撃墜します。
使用者が何も操作せずとも、蚊が飛び込んだ瞬間に”自動的に処理”されるのが最大の特徴です。
この仕組みにより、「理論上は1秒間に最大30匹の蚊を処理できる」と言われています。
Basicモデルでは90度・3mの範囲を駆除でき、Proモデルでは6mまで対応可能です。
では、実際に蚊がどのように撃ち落とされるか見てみましょう。
レーザーが瞬時に蚊を捉える仕組みと安全性

Photon Matrixは、まずLiDARで空中の蚊を検出します。
LiDARとは、レーザー光を物体に照射し、その反射時間から距離を測定するセンサーです。
自動運転車などでも用いられるこの技術により、飛行中の蚊の正確な位置と動きがリアルタイムで把握されます。
その後レーザーがピンポイントで動く蚊に照射され、即座に撃墜されます。
この一連の動作に要する時間は、ほんの一瞬です。
ただし、レーザーというと安全性が気になりますよね。

Photon Matrixでは、ミリ波レーダーという別のセンサーが搭載されており、周囲に人間やペットなどの大型の物体がいる場合にはレーザーの発射を停止する安全機構が備えられています。
これにより、誤って人や動物にレーザーが当たる危険を防いでいるのです。
ちなみに、防水性能(IP68)を持ち、屋内外どちらでも使用可能。
暗闇でも問題なく動作します。
電源は家庭用コンセントまたは、オプションのバッテリーパック(8~16時間稼働)から供給されます。

Basicモデルで468ドル(約6万7000円)、Proモデルで629ドル(約9万円)の支援で入手可能です。