軽く竿を立ててアワせると、プルッ、プルッときてハリ掛かり。どんぐり目のひょうきんな顔つきをした鉛色の魚体が登場。8cmとこの時期としてはまずまずの型のマハゼが釣れた。
その後、小型のエサ取りが多くハリ掛かりしないこともあったが、誘いとアワセのタイミングを変えていくと4~8cmのハゼがぽつぽつと釣れた。
場所移動でアタリ復活
10尾くらい釣るとアタリが遠くなったので、住吉神社側の様子を見るために移動した。
満潮を迎えた12時前、ヘチの水没した鋼矢板の際を探る。ウキ下80cmで矢板際にエサを落とすと1投目からひったくるようなアタリが出るがハリ掛かりしない。やはりここも小型のデキハゼが多い模様。
タナゴバリが効果的だが、あいにく持ち合わせていない。それでも粘り強く釣って何とか乗せることに成功。1時間悪戦苦闘し、4~5cmが7尾と貧果。ハードルが高かった。

最終釣果
13時過ぎに納竿。4~8cmマハゼが17尾。5cm未満のデキハゼが目立ち苦戦はしたものの、8cm級も交じり楽しむことができた。
この堀の漁師の話によると今年は湧きがいいようで、あと1カ月ぐらいすれば成長し数.型とも期待できるとのこと。型狙いなら、エサはホタテよりイソメで沖を狙うといいと教わった。

佃堀は中央に架かる朱塗りの橋を中心に下町の風情が色濃く残っており釣り場のロケーションは抜群。また足場もよく、トイレ、ベンチもあるため、女性や子どもも連れでも安心。ファミリーフィッシングに向く。

<週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦/TSURINEWS編>