これでは、医療費が膨張するのは必然です。

医療保険の膨張を止めるために必要なこと

私は「高齢者ほどもっと負担を上げろ」とは言いません。

ただ、せめてスタートラインとして「一律三割負担」に戻すべきだと考えています。

保険は、なんでもかんでもカバーすればいいわけではない。

誰もがいつでもどこでも、軽い風邪や湿布、OTC類似薬まで保険で賄い、しかも高齢者ほど負担が軽い――これでは医療財政は持ちません。

保険は、「万が一の大きなリスクに備えるもの」に近づける努力が必要です。

社会保障を持続可能にするために。

世代を超えて支え合うために。

私はこれからも、医療保険制度の適正化、そして公平な負担のあり方を訴え続けます。

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編集部より:この記事は、前参議院議員・音喜多駿氏のブログ2025年7月日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。