つまりVRアバターには、無意識のうちに自己開示させる力があるのです。
この効果を利用するなら、職場の管理者が従業員の本音をより簡単に聞き出せるかもしれません。

さて、今回の結果から、VR空間でのコミュニケーションには、自己開示を促す大きな可能性があると言えるでしょう。
将来的には、カウンセリングや面接、マッチングサービスなど幅広い分野でのVRの活躍が期待されます。
日頃、VR空間でチャットしている美少女アバターは、もしかしたら、自己開示を促されたおじさんかもしれません。
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参考文献
オンラインコミュニケーションツールを比較し、自己開示の効果を検証 ―VRアバターはビデオチャットよりも素の自分をさらけ出す。―
https://www.tcu.ac.jp/news/all/20220412-41945/
ライター
大倉康弘: 得意なジャンルはテクノロジー系。機械構造・生物構造・社会構造など構造を把握するのが好き。科学的で不思議なおもちゃにも目がない。趣味は読書で、読み始めたら朝になってるタイプ。
編集者
ナゾロジー 編集部