企業の自社株買いはそろそろ完全にブラックアウトに入る。

にもかかわらず、シーズナリティではGSによると1950年以来で7月前半は全ての半月の中で最も強い時間帯である。

NAAIMは棒上げにもかかわらずやや悲観化した。一方GSセンチメント・インジケーターは一気に中立近辺まで戻って来た。NAAIMの逆張りだけすると中期的には売りでも短期的には確信犯で買えるが果たして。

インサイダーの売りはやや長引いている。先週までに行われた革ジャンによるNVDA持ち株売却が話題になった。

S&P 500は2024年と同程度のフォワードPERまで反発した。機関投資家は年後半のリスク要因を並べているが、結局目先は上がる限り口嫌体正直に追い掛けている。

今週はまず月末の年金のリバランスをこなしてから雇用の週に入るが、雇用統計は少し悪い方が利下げ期待でリスクオンになりやすそうである。7/9に関税猶予期限が控えており、ベッセントのおかげで交渉が終わらない国はレイバーデーまで延長するのが当たり前と思われているが、直近になってトランプが交渉を延長せずに切り上げて書簡で関税率を通告するかもしれないとも言い出しており、上値追いして書簡を喰らったら非常にアホらしい。

テクニカル。週足上ヒゲ陰線のヒゲが破られたことで5943が週足サポートとなる。結局イランのヘッドラインは25SMAまでの調整を作った程度であった。1日2%以上の押しが来たら別だが、この区間では基本的に押したら押し目買い、くらいしかできることがない。

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編集部より:この記事は、個人投資家Shen氏のブログ「炭鉱のカナリア、炭鉱の龍」2025年6月30日の記事を転載させていただきました。