万一の交通事故やトラブルの際に、確かな証拠を残すためにドライブレコーダーは重要なアイテムです。従来は前方のみを記録するシンプルなモデルが主流でしたが、近年は交差点での側面衝突や歩行者の飛び出しなど多様なリスクに対応するため、より広い範囲を記録できる360°カメラ式ドライブレコーダーが注目されています。実際、こうした360°対応モデルは従来の主流モデルと比べてどれほど違うのでしょうか?今回は、360°対応モデルのメリット・デメリットにスポットを当てて解説していきます。今後のドライブレコーダー選びの参考にしてみてくださいね。

ドライブレコーダーは、フロントガラスに取り付けるものや、ルームミラーに取り付けるものなど様々です。また、搭載されるカメラも前方のみを記録するシンプルな1カメラタイプ、前後をカバーする2カメラタイプ、そして車両全周囲を記録できる360°カメラタイプなど様々で、たくさんの種類のドライブレコーダーが販売されています。
そしてドライブレコーダーで大切なポイントとしてよく挙げられるのが、「画質」と「画角」です。
せっかくドライブレコーダーを取り付けていても、画質が悪ければ映像が不鮮明で意味がない記録になってしまう可能性がありますし、画角が狭ければ決定的瞬間が写っていなかった。。。ということもあるかもしれません。
一般的なドライブレコーダーのフロントカメラの画角は130°前後で、前方のみを記録するのではあれば十分かもしれません。
しかし、万が一が前方でのみ発生するとは限りません。
後方もしっかり記録したい場合は、前後2カメラモデル。側面や車内も記録したい場合は360°カメラモデルを選ぶのが良いでしょう。

360°カメラのドライブレコーダーの最大のメリットは、車両の側面や車内など広範囲を記録でき、死角がほとんどない点です。
近年、問題視されているあおり運転や幅寄せの被害に遭った際にとても有効な記録を残すことができるでしょう。
また、車内映像も記録することができるので駐車中のドアパンチや車上あらしの被害に遭った際にも有効だと言えるでしょう。
こういったところは前方1カメラや前後2カメラのドラレコでは撮影することが難しく、360°カメラのドライブレコーダーを導入する大きなメリットになります。
