5.ドローン
犬の散歩をするドローンからアメリカの新聞「US Today」のドローン撮影まで、空飛ぶロボットはこの映画で描かれる21世紀に欠かせない存在となっている。
今ではドローン撮影は普通に行われるようになったことに加え、世界中の紛争での軍事利用されるなどあらゆる分野でドローンが使われている。
6.オンラインバンキングとタブレット端末
30年後の未来に旅したマーティは、タブレット端末を使ってヒルバレーの時計塔を復活させるために電子決済を行うよう求められる。
今やキャッシュレス決済とオンラインバンキングが当たり前になり、現金での支払いは取引の10%程度にとどまっており、あらゆることがタッチスクリーンで行われるようになっている。
7.自動で靴紐を結ぶスニーカー
劇中には自動的に靴紐を結ぶナイキのブーツや、自動的に乾いて着用者にぴったり合うように調整されるジャケットなど、未来の衣服を身に着けたマーティが感激するシーンがある。
ナイキは2016年に「パワーレースアップ」機能を備えた「バック・トゥ・ザ・フューチャー」にインスパイアされた「Nike Mag(ナイキマグ)」を世界限定で89足発売した。映画ほどの見事さはないもののきわめて巧妙なギミックが実現している。

8.スマートグラス
映画の中のさまざまなキャラクターは、テレビを見たり電話をかけたりするためのスマートグラスを装着している。
今日ではVRヘッドセットやスマートグラスが広く普及しており、Appleはテレビ視聴やビデオ通話など、同様の機能を備えた「Vision Pro」を昨年リリースしている。
9.ホバーボード
作中の象徴的なシーンでは、マーティが町のいじめっ子グリフ・タネンからホバーボードで逃げるが、ホバーボードは池の上で止まってしまう。
残念なことにホバーボードはまだ実現していないが、電動キックボードの普及などは進んでいる。