昨年の都知事選で「国政には戻らない」と明言していた蓮舫氏が、一転して立憲民主党から参院選比例代表に出馬する姿勢を示しました。その蓮舫氏が街頭で「この1年間、誰よりも寄り添える気持ちを学んだ。もっと強く、優しくなれるとあらためて思っている。渡り鳥になってもいいから、もう1回国会で蓮舫を使っていただきたい」と訴えました。

この方針転換について、本人は「国会で使ってほしいという確信に至った」と弁明していますが、1年前の発言との矛盾は明らかです。

街頭演説を再開した蓮舫氏 同氏Xより

都知事選後に「渡り鳥のような政治家にはならない」としていたにもかかわらず、今回は「渡り鳥でも使ってほしい」と主張を翻しており、発言の軽さや一貫性のなさが浮き彫りとなっています。国民の信頼を得るべき政治家が、自らの言葉に対して責任を持たない姿勢は極めて問題です。