■シーパラは「驚かせてしまい、申し訳ございません」

今回の取材を受け、横浜八景島の担当者口からは「この度はお客さまを驚かせてしまい、申し訳ございません」と、真っ先に謝罪の言葉が。

カメが発見された「ふれあいラグーン」の特徴について、担当者は「横浜・八景島シーパラダイス内にある水族館『ふれあいラグーン』では、種の垣根を超えた心のオープンアクアリウムをテーマとし、お客さまと生き物たちとの境を可能な限り取り除き、生き物たちの魅力をより間近でご体感頂くことにチャレンジしております」と説明する。

ふれあいラグーン
(画像=『Sirabee』より引用)

今回発見されたカメ、正確には「ケヅメリクガメ」の展示に関しても、来場客にその魅力を五感全てで感じてもらうべく、屋外・屋内のエリアを問わず、館内を自由に過ごす展示手法を採用しているのだ。

ケヅメリクガメのごはん
(画像=『Sirabee』より引用)

さらに「ケヅメリクガメのごはん」というプログラムでは、ケヅメリクガメのエサを手に、来場客自身でケヅメリクガメを探し、見つけた場所でエサやりを体験できるのが見どころ。担当者は「『どこにいるかを探す面白さがある』とのお声を頂いております」とも語っていた。

■それにしてもこのメイド、ノリノリである

今回トイレに現れたケヅメリクガメは「カイ」という名前の男の子で、好きな場所・行きたい場所に「猪突猛進」な性格の持ち主だという。

ケヅメリクガメのカイくん
(画像=『Sirabee』より引用)

こちらを踏まえ、担当者は「今回お客さまがトイレで遭遇されましたカイという個体は、普段から隙間や狭いところを好む性格で、主に木陰におります」「暑い日や、湿度の高い日など、トイレに入ろうとする様子がこれまでも見られており、都度スタッフが別のエリアに移動するなどの対応を施しておりましたが、この日はスタッフの隙をついて選択的に入ってしまったと考えております」と、事情を説明。

続けて、「お客さまにケヅメリクガメを五感全体で感じて頂く展示を継続しながらも、お客さまも生きものも安心して楽しむことのできる施設を目指し、より一層の努力と工夫を講じながら、対策してまいります」と、今後の展望を語ってくれた。

なお、発見時は「腰を抜かすほど驚いた」というましろさんだが、今回の一件を事件ではなく、良い思い出に捉えている模様。

なんと、ましろさんが所属するコンカフェ「Bar黒月」では、今回の万バズを記念して「亀とトイレと月」なるオリジナルTシャツを販売決定。それにしてもこの店、ノリノリである。

横浜に立ち寄った際は、ぜひ八景島シーパラダイスから「Bar黒月」へハシゴをしてほしい。