違いますよ。最大の問題は演習で日本潜水艦が勝てなかったことですよ。特にソナーの性能に問題があった。その出来の悪いソナーをダウングレードしてどうする。ネタ元の発言を検証する軍事的な知識と教養が日経記者にはありません。
商談のプロセスも独特だ。日本は防衛省・自衛隊が主導する。防衛産業に特化した企業が少ないことが影響している。米欧は防衛大手が自ら外国政府に売り込む。
政府の指図を受けながら輸出すると、実際に製造する企業は柔軟に交渉できなくなる。企業は経験値を積めず、防衛産業の発展も見込みづらい。防衛省内では装備品の輸出の拡大に向け、産業再編を求める声まである。
これも間違い。無論個々の企業がそれぞれ動くのは当たり前ですが、政府機関が窓口となっているケースも少なくない。ロシア、ウクライナ、ヨルダン、セルビア、シンガポール、南アフリカなどはそうです。また大きな商戦では政府が窓口になることも少なくない。
そしてそのあとに韓国の成功例をだして矛盾する例を挙げている。気が付いていないのでしょう。
大統領によるトップセールスも珍しくない。訪問国に企業幹部を引き連れ、首脳会談で防衛産業の協力を打ち出す。
大きな商談では政府の金融保証や、オフセットなどもあって一企業が簡単にできない取引が少なくありません。
日経がこのような記事を出し始めたのは進歩でしょう。もっとまともに軍事の専門記者を育てていくべきです。聞いたことをそのまま書くならば小学生でもできます。デイブ・スペクター氏のダジャレよりもずれた感覚を何とかすべきです。

日経新聞本社 同社HPより
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Japan In Depthに寄稿しました。 自衛隊のヒートマネジメントは遅れている
防衛大臣記者会見|令和7年06月13日(金)で質問しました。 https://www.youtube.com/watch?v=BX64YTsuBIU 12日の陸幕長、空幕長会見で質問しました。 6月12日陸幕長会見での質問。 https://www.youtube.com/watch?v=6yUSZHIIYls 空幕長会見2025年6月12日 https://www.youtube.com/watch?v=kNHiSikwqqs