ジグ単の釣りはもはや鉄板だが、夏のデイゲームでは少々工夫が必要になる。ただ巻きで食うこともあるが、ちょんちょんとシェイクを入れて左右にはねるような動きを見せてやったほうがいい。エビか何かと見間違えて、いろんな魚が食ってくる。

ボトムをしっかり取れるウェイトで、かつ重くしすぎないという塩梅も求められる。何より根にタイトにいくので、根がかりのリスクマネジメントは慎重に。
またフレッシュな水域の海では、歯のある魚フグベラといった雑魚たちの邪魔も入る。こいつらはワームをかみちぎってしまう。この被害を浅くするために、保ちのいいエラストマー系のワームを推奨する。リールで有名なD社から数多くのラインナップが出ているので、チェックしてみるといいだろう。
穴釣り用の餌とヘッドも用意
何より夏といえば穴釣りである。消波ブロックに乗って、その隙間を狙って根魚を探す。専用ロッドを持ってきてもいいが、アジングロッドやメバリングロッドやトラウトロッドも流用可能だ。何せ短ければいい。
ルアーマンならば本当はワームでやりたいところだが、この釣りばかりはどうしても生エサのほうが反応がいい。イソメ、ないしパワーイソメなどのナチュラルな疑似餌を推奨する。
筆者は個人的にイカゲソを中心にコレをやっている。というのも、イカはやはり圧倒的にエサの保ちがいいのだ。ジグヘッドと組み合わせて、穴の隙間にするすると落とし込むだけ。ラインシステムはPE0.3号に5lbのリーダーが基本。これでほとんど夏の魚には負けることがない。
――以上が夏のデイ・ライトゲームに必要な3つのリグである。このほか、メタルジグとワームを組み合わせたメタルジグヘッドも非常によく聞く。メタルジグをシングルフックにして、そこにワームをさすだけだ。
