イランの最高指導者ハメネイ師は6月26日、イスラエルとの停戦後初めて演説を行い、「イスラエルとアメリカに勝利した」と主張しました。

24日にはイランのペゼシュキアン大統領も、イスラエルの目的は果たされなかったとして「勝利」を宣言しました。同日にイスラエルのネタニヤフ首相は軍事作戦で脅威を排除したと述べ「歴史的勝利」を主張しました。

ハメネイ師は、イスラエルがイランの攻撃で打撃を受けたこと、またアメリカは軍事介入に踏み切ったにもかかわらず成果を得られなかったと述べました。国内メディアにも「アメリカに強烈な平手打ちを食らわせた」との言葉が引用されており、国民の不満や求心力の低下を抑える意図があるとみられています。