■人類の火星渡航は1930年代にまで遡る

 火星と人類との関係についても、元NASA職員や元軍人が衝撃的な暴露をしている。アメリカには「極秘宇宙プログラム(SSP)」というプロジェクトがあり、これに関わっていたという元NASA職員のコーリー・グッド氏によると、1970年代からNASAは火星に行っているというのだ。

「最初に火星を訪れたのはドイツで、1930年代にまで遡ります。その後、70年代にアメリカが基地を建設するため火星やその他の惑星を探索し、80年代にはアメリカのSSPは“太陽系の番人”になり、開発や植民地化を主導しました」(コーリー・グッド氏)

 ちなみに、火星の基地は地下に建設されたそうなのだが、80年代アメリカは“世界の警察”どころか、太陽系全体を取り仕切っていたということか!? しかも、多くの地球人にはそれを知らさずに……。あまりにもスケールの大きすぎる話であり唖然としてしまうが、元海軍のウィリアム・トンプキンス氏も、ドイツは20世紀初頭から宇宙技術を開発しており、米海軍はそれを知っていたと証言しているのだ。

 これが本当なら、いまだに無人探査がやっとの状況の火星に、人類は80年以上も前から上陸していたことになる。火星探査車「キュリオシティ」が撮影した、不可解な建物らしきものなどはトカナでも逐一伝えているが、宇宙人による物ではなく、人類による過去の遺物という、何やら『猿の惑星』のラスト的な可能性もあるということか!?

 しかし現段階では、1950年代のアイゼンハワー大統領の密会も、1970年代の火星での極秘プロジェクトについても、真偽のほどはやはりはっきりしない。詳細を伝えるさらなる内部リークを待つより他なさそうだ。

(文=坂井学)

参考:「Daily Mail」、ほか

 

※当記事は2016年の記事を再編集して掲載しています。

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。