山梨県山中湖村にある標高982mの山中湖にも、ようやく春が訪れた。昔から大型の湖として知られ、今も多くのファンが通う人気の釣り場だ。水棹を使った舟釣りが主流だが、平野地区の「釣り船きくすい」では桟橋釣りも楽しめる。店主はヘラ釣りに精通しており、初心者にも丁寧に対応してくれるため、山中湖デビューにも最適だ。

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今週のヘラブナ推薦釣り場2025【山梨・山中湖】

山中湖の概況

標高が1000m近いためか富士五湖ではもっとも遅く乗っ込みが始まるのが山中湖だ。例年はGW明けごろに1発目のハタキがあるが、今年は5月14日の時点で明確なハタキはない。

浅場に魚が突っかけては来るものの濁りを発生させるほどではなく、いても口を使わない。もう間もなく平野ワンド名物の大乗っ込みが始まると思われるが、それがいつなのか。ファンも手ぐすねを引いて待ちわびている状況だ。

なお14日時点で、桟橋で腹パン第一号が上がっている。さらに13日には48cmも現認。また17日には雨のなか開催された釣り船きくすい主催の大会では44cmの抱卵ベラが上がるなど、徐々にではあるが型物が口を使い始めている。

今週のヘラブナ推薦釣り場2025【山梨・山中湖】平野ワンド中央を狙う常連(提供:週刊へらニュース編集部)

ヘラブナ釣りのポイント

ここからは、山中湖の有力ポイントを紹介する。

今週のヘラブナ推薦釣り場2025【山梨・山中湖】山中湖ポイント略図(提供:週刊へらニュース編集部)

舟釣り

常連であればこの時期はこのくらいの水深でこの向きに水棹を差せばなどと熟知していると思われるが、初心者にはおそらく右も左もわからないだろう。

よってポイントはすべてきくすい店主の天野氏に一任するのがベストだ。また水棹着けも手伝ってくれるので、不慣れな人は相談してみるといいだろう。

なお通常は有料の所もある引き舟代だが、同店では無料。遠いポイントへも連れて行ってくれ、帰りも迎えにも来てくれるのはとてもありがたい。

今週のヘラブナ推薦釣り場2025【山梨・山中湖】サービスで引き舟もしてくれる(提供:週刊へらニュース編集部)

桟橋