大柄なボディにもかかわらず燃費は10.0km/Lをマーク

搭載されるパワートレインは、2.8L直噴ディーゼルターボと6速ATの組み合わせのみで、駆動方式は後輪駆動のFR。 エンジンは、DPR(Diesel Particulate active Reduction system)や尿素SCRシステムの採用により、窒素酸化物(NOx)を大幅に減らしつつ、WLTCモード燃費10.0km/Lを達成しています。 動力性能は必要十分で、静粛性も快適といえるレベルにあります。 さらに、重厚感のある乗り心地は、商用車ベースとは思えないほど。驚くほどの高級感のある走り味ではないですが、VIP向けとしての基準を満たしています。 先進安全装備の「Toyota Safety Sense(トヨタ・セーフティ・センス)」はもちろん、「パノラミックビューモニター」、「ブラインドスポットモニター」などのほか、スマホ連携対応のディスプレイオーディオ、電動シートや前席シートヒーター、後席(タイプによる)のパワーリクライニング、パワーオットマンなど装備も充実しています。
中古市場では3列6人乗りが

トータルでの販売台数が3000台弱と少ないため、中古車市場には2025年5月末時点で数十台程度しか流通していません。 中古平均価格は600万円を超えていて、走行距離を重ねた個体であれば500万円前後もありますが、全体的には高値安定といった状態になっています。 3列6人乗りの「Premium」、4列8人乗りの「G」ともに流通していますが、前者のほうがかなり多いです。 ライバルは、アルファード/ヴェルファイアやハイエースあたりになりますが、アル/ヴェルは、先代モデルであれば価格もよりこなれていて、乗用ベースの高級ミニバンらしい質感や走りを備えています。 先代アル/ヴェルを軸に、現行アル/ヴェルも含めて探すのが良さそうです。