スロットマシーンは3つの絵柄が揃えば勝ちですが、絵柄は3つ揃っており、私の見る限りここからひと月半、つまりお盆のころまではすっと株価は上昇していくとみています。また「選挙は株高」というアノマリーがありますが、7月20日頃に参議院選挙があるのでこれも追い風になるとみています。

更に言うとこれは定かではありませんが、急にアメリカで利下げ機運が出てきたことです。トランプ氏が吠えていることもありますが、FRB理事のウォラー氏やボウマン氏も利下げを唱えています。多分ですが、次期FRB議長の指名への動きが水面下で始まるにあたり政治的意図を含んでいるのだと思います。7月利下げ説もありますが、これは私が以前申し上げたように夏休み時期にインパクトある判断はしないので9月利下げ説が受け入れやすく、市場も既に90%の確率を見込んでいます。

ドル指数も引き続き弱含みです。4月24日の本ブログで指数値90が抵抗線で今はそこに向かって下げるように見えると述べています。ジワリとですが、今でもそこに向かっており、利下げが本格的となれば更なる下落は必至となります。その場合、資源と商品価格の上昇は起こりうると以前から延べさせて頂いています。原油はイラン停戦を受けて元の水準に戻しましたがここからは反発になるでしょう。理由は夏はガソリン需要が高まるし、アメリカ エネルギー省(EIA)発表の原油備蓄量は5月30日分から毎週事前予想を超える大幅マイナスとなっておりトランプ氏の掛け声とは真逆の原油需給バランスの悪化が見て取れます。

また銅先物は史上最高値追いのところに来ていますし、銀やウランの引き合いも強く、金相場は最高値圏からお休みしていますが、上昇のきっかけを探す様相となっています。

これら諸条件を見ると思った以上に強気相場の展開となりうる可能性があり、日経平均も4万円回復どころが42000円台の高値に照準を合わせてもよいと思います。