ならば、「色」で、まさしく目先をかえてやる。どうも、ピンク色のフロロカーボンラインは見えにくいという説があるのだ。実際、魚に見えないラインとして、商品化されている。

魚に見えないラインを使ってライトゲームしてみた 目が良いメバルへの効果はいかに?魚に見えにくいピンクのフロロ(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

自分の釣りのために、1.5号(6lb)のものを買ってみた。ライトブリーム、LTシーバス、そしてメバルプラッギングの号数だ。守備範囲が広い号数。自分ながら、これはなかなか良い買い物をしたものだ。

反応は上々

こいつを試してみたところ、ひとまずはよく釣れた。数日にわたって、チヌ、シーバス、メバルを合計10尾以上は釣った。しかし、一番ラインを見切りそうなメバルに関しては、2尾に留まった。

魚に見えないラインを使ってライトゲームしてみた 目が良いメバルへの効果はいかに?メバルも確かに釣れた(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

ともあれ「魚に見えにくい」とメーカーがいうのだから、せっかく買ったのだし、今後もこれを使わない手はない。今回の検証だけではデータ不足の感がある。また、私が実験に選んだ日が悪いのだが、釣行日はいずれも曇り空で濁り潮と、そもそもイトがかなり見えにくい状況だったと思う。

このピンクフロロの見た目、なんというか、ちゃんと色のついたまっピンクではない。透明のラインにほんのりとピンクを差したような具合だ。ナチュラルカラー。あくまでささやかな細工である。

デイゲームで追加検証してみよう

どうも追加検証が必要そうだ。そろそろ夏の穴釣りも始まる。デイメバルにも使える号数なので、そのへんで。日中の、イトの視認が非常にいい状況でどこまで魚を騙せるか、じっくりと使ってみたい。

もちろんそれでよい手ごたえを得ることができたら、3lbや4lbも追加購入していく予定である。こんな小さな道具でも、魚にこだわる気持ちで買っていけば、釣りはもっともっと楽しくなる。

<井上海生/TSURINEWSライター>