フジ・メディア・ホールディングス(HD)は25日、東京都内で定時株主総会を開きました。金光修社長は冒頭で、中居正広氏の性暴力問題への不適切な対応について謝罪しました。
株主総会「中居正広さんの性加害問題のお詫びから始まりました」
フジのガバナンス問題からのお詫びから始めるべきだと思う。中居さんはフジの社員では無い。#フジ株主総会
— …&g… (@_may_be_____) June 25, 2025
しかし、CM出稿の回復は依然として厳しく、企業からは「再発防止策の実効性を見極めたい」という声が多く聞かれました。人権問題の影響で広告収入が減少しており、2026年3月期の営業利益は前期比86%減の見通しとなっています。
フジテレビCM回復傾向も依然3割弱の170社 清水社長「戻りは遅いが100%目指す」Jkyz7FO9zn
「やはりいま(CMを)出してくださっているスポンサーには本当に感謝したい。改革推進によって一日でも早く信頼回復に努める」と述べた。
— 産経ニュース (@Sankei_news) June 25, 2025
また、筆頭株主の野村絢氏(村上世彰氏の長女)も「不動産事業のスピンオフを真摯に検討してほしい」と要望し、改革への期待を示しました。仮に新体制が期待に応えなければ、臨時株主総会で再度株主提案を行う可能性も示唆しています。
フジHD筆頭株主の野村絢氏「不動産分離、真摯に検討を」LHbAVBc
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) June 25, 2025
株主総会では、退職金を支払うのは日枝久氏のみであることが明かされました。2008年に制度は廃止されましたが、それ以前に在任していたため支給対象となると説明されました。支給額は非公表としています。