「サルデ・リピエーネ アンチョビとサフランのソース」は、鰯のパン粉焼きに鮮やかなサフランの黄色が映え、アンチョビの塩気がアクセントに。

サルデ・リピエーネ(鰯のパン粉のせ焼き)、アンチョビとサフランのソース。

「ストラッチャテッラチーズを詰めた花ズッキーニのフリット」は、ミント香るズッキーニソースとともに。軽やかで油っぽさは皆無、プーリアらしい爽やかな一皿です。

ストラチャテッラチーズを詰めた花ズッキーニのフリット、ミントとズッキーニのソース。プーリアでは、ミントが良く使われるそう。

メインのパスタは「アンズ茸の手打ちタリアテッレ」。日本では“アンズ茸”と呼ばれるジロール茸を贅沢に使い、自家製のタリアテッレと濃厚に絡み合います。

アンズ茸(ジロール茸の和名)の自家製手打ちタリアテッレ。

メインディッシュは「北海道・ボウヤファームの仔羊と野菜の薪火焼き」。仔羊の内臓を使ったソーセージと二種のロースト、そして行者ニンニクのピュレが香ばしい薪火の風味を引き立てます。

右から仔羊の内蔵のソーセージ、真ん中と左は仔羊肉のロースト、ジャガイモと万願寺唐辛子も全て薪火で、香ばしい。右端は、アクセントの行者ニンニクのピュレ。

デザートは「ホエイのアイスクリームと完熟メロン」。ホエイの優しい甘みが、みずみずしいメロンと溶け合い、食後の幸福感をさらに引き立てます。

優しい味わいのホエイのアイスクリームと完熟メロン。セルヴァジーナのホエイ、大好き人間にはたまらない味。

最後にいただいたのは、私のお気に入り「黒文字のハーブティー」。シェフの実家・秋田から届いた黒文字を店内で乾燥させたもので、香り高さが格別。これもまた、リピーターが後を絶たない理由のひとつでしょう。

黒文字ハーブティー。お花も浮かんでます。森の香りがして、森林浴しているような気分に。

お土産に、自家製のタラッリをテイクアウト。これもまた次回が待ち遠しくなる逸品です。