同ポイントにキャスト。同じく4色でアタリがあり、仕掛けを回収するが空振り。この空振りが3回ほど続く。キスの活性は悪くないが、ハリ掛かりがよくないのでシンカーを止めてじっくり待つ作戦に変更する。

キスの多点掛けが増える

じっくり待ってハリをのみ込ませて、できるだけハリ掛かりをよくする作戦である。なお、ハリを小さくすることは大型キスに対応できなくなるので基本的にはしないことにしている。

作戦変更後の第1投、今度は5色ほどまで投げる。沖めでアタリがないので、先ほどと同じく4色ラインまでゆっくり引いて探ってみる。今度は4色にて連続でアタリがでた。なんと3連を達成、ひと安心である。

同ポイントで、次も2連でキスを釣り上げる。なんとか、ポイントと仕掛けパターンを発見できたようである。

良型のダブルヒット達成

群れが小さいのもあり移動も考えたのだが、1投に1尾は掛かってくるので、このポイントで粘ることにした。ハリ数を増やしたらもっと数が出ると思うような入れ食い状態であるが、大型キスが釣りたいのであえて3本バリにて釣りを続ける。

満潮から潮が動きだしたころ、3色にて強烈なアタリ。連続でアタり、サオ先をガンガン叩く。距離は近いのだが、外れないようにゆっくり上げてくる。上がってきたのは、22cmと20cmのダブルである。この時期には珍しい良型に満足し、この日は納竿することにした。

結局、9時まで粘ってみて、8~22cmのキスが40尾の釣果であった(キープ30尾でリリース10尾)。

釣川河口の投げ釣りで良型キス22cm頭に40尾【福岡】3本バリで数・型ともに満足キープしたキス(提供:週刊つりニュース西部版APC・近藤誉)

ハイシーズンはもうすぐ

この日の釣り方として5色は投げて、3色までを丁寧に探る。手前の2色はまったく魚がいなかった。フグもいない状態であった。思わぬ大型も食ってくるのでハリスはチェックすることが大切。ハリとエサは大きめがよい。フグ対策にもなるし、大型のキスにも対応できるからである。