次に南東の沖合に向かって仕掛けを投入する。消波ブロックの岸壁に沿わせながら落としていくと、フォールでアタリがある。体感では15cmのカサゴがエサをつつく感触に近い。

そこで食わせの間を作ってレンジを3.7mで固定する。なかなかハリまでのみ込まないのでゆっくり持ち上げるとサオ先が鈍く沈むので迷わずフッキング。途端にドラグが鳴ってラインが出る。

穴釣りでほぼ限界まで締めたドラグが出されるのは初めての経験だ。リールを巻いても全く上がらない。長期戦はラインブレイクの可能性が上がり不利なのでフルドラグに調整。その後、ロッドをねじ曲げながら魚体を浮上させた。

釣れたのは32cmのキジハタ。箕田消波ブロック帯の穴釣り最大サイズだ。穴の主であることは間違いないだろう。

消波ブロック帯の穴釣りでカサゴ40匹&キジハタ32cm手中【三重・箕田沖】濁り潮で活性上昇キジハタ32cm(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

10匹連発も経験

ちなみに、この日はカサゴのXデー。仕掛けを垂らせばほぼ確実にアタリがある。ポテンシャルの高い穴だと10匹連続で釣れるので仰天だ。40匹ほど釣り上げると用意したエサがなくなってしまったので納竿した。

今回は根魚を求めて三重県鈴鹿市の箕田消波ブロック帯に釣行した。結果、32cmのキジハタを筆頭にカサゴを合わせて40匹キャッチすることができた。

消波ブロック帯の穴釣りでカサゴ40匹&キジハタ32cm手中【三重・箕田沖】濁り潮で活性上昇カサゴを40匹キャッチ(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

大物も狙える穴釣り好場

この時期は濁りの影響で魚の活性が高く、入れ食いの確率は高い。また、大型の根魚も回遊しているのでロマンがあふれている。

ただ、根魚は成長に時間がかかるので、資源保護のため20cm以下はリリースに努めてほしい。この機会に箕田の根魚を狙ってみては。

余談だが、2匹目のキジハタはラインブレイクしてしまった。原因はエントリーした穴の入り口が狭くて魚体を抜くことができなかった。20cmのカサゴは難なく釣れていたので、おそらく40cmあったのではないか。妄想が尽きないので、リベンジに向かいたいと思う。

消波ブロック帯の穴釣りでカサゴ40匹&キジハタ32cm手中【三重・箕田沖】濁り潮で活性上昇穴釣り好場箕田沖消波ブロック(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)