黒坂岳央です。

人生をより豊かに、より良くしたいと願う時、その方法は2つに大別できる。「頑張る」か「耐える(我慢する)」である。たとえば、貯金を増やすなら

頑張る…副業や残業をする 耐える…節約する

このように同じ目的を達成するのでも、行動の違いになって現れる。そして人によって「適正」は真逆ほど違ってくる。頑張るのが得意な人もいれば、その逆に我慢することが得意な人もいる。

考察したい。

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耐える派は「長期投資家とサラリーマン」

「耐える」に向いているのは、長期投資家(インデックスなど)やサラリーマンである。

基本的にサラリーマンは減点方式である事が多い。また、仕事の裁量や権限、出世や転職については外的要因に強く影響される。そのため、リスクを取ってバンバン攻めるより、まずはミスなく、チームにとってリスク因子でない存在を目指し、そこから少しずつスキルや経験を蓄積してキャリア形成をする道が王道となる。

また、頻繁に株取引をするトレーダーでなく、長期インデックス投資や不動産投資家についても「耐える」局面が多い。相場は自分の力では動かしようがなく、好機が来るまでじっと耐え忍ぶ、もしくはJust Keep Buyingの精神で「タイミングよりタイム」で相場にい続けて変動の痛みに耐える。

著名な投資家ウォーレン・バフェット氏は「Fat Pitch」理論を提唱し、好機が来るまで動かない重要性を説いている。難しい相場は下手に手を出してポジポジ病になるほど損失が拡大するので、「余計なことをしない勇気」が求めらる。インデックス株の長期投資家は「相場の奴隷」になりきることで、リスクを抑えつつ長期的な利益を得るのだ。

頑張る派は「経営者や起業家」

一方、起業家は「頑張る」ことで人生を変える。

独立をするとすべてを自分で開拓する気概が求められる。記事や動画発信も、1つより2つ、2つより3つという具合に行動力全開で量産する。ITサービスやアプリもあたりを引くまで量産して、ヒット作を横展開するなど、とにかく手数と行動力で切り開いていく。