
6月14日から7月13日までアメリカで開催されているFIFAクラブワールドカップ2025(以下、クラブW杯)は、各国の強豪クラブが集う世界最高峰の大会の一つとして大きな注目を浴びている。レアル・マドリード(スペイン)やインテル(イタリア)、マンチェスター・シティ(イングランド)など欧州の強豪が話題となる一方、南米からも技術と情熱の融合したプレースタイルが魅力的な歴史ある名門が数多く出場しており、若手の育成と輩出において非常に高い評価を受けている。
ここでは、南米から出場するクラブ所属で世界への飛躍が期待される若手選手にスポットを当てたい。南米サッカーの未来を背負う彼らが、クラブW杯という大舞台で実力を証明することができるか。そのパフォーマンスに期待が高まる。

アレクセイ・ドミンゲス(パチューカ/メキシコ)
メキシコ最古のサッカークラブであり強豪のパチューカに所属する20歳のFWアレクセイ・ドミンゲスは、南米と中米の架け橋とも言える存在だ。若くしてプロデビューを果たした彼は、クラブの中盤で重要な役割を担っている。
高いテクニックとボールコントロールに加え、試合の流れを読む優れた戦術眼を持つドミンゲス。17歳でトップチームに抜擢されて以来、持ち前のパスセンスと視野の広さを武器に、チームの攻撃の起点として成長を遂げている。
2025年のクラブW杯では、パチューカの中心選手として各国の強豪クラブと対戦する。すでにメキシコ国内だけでなく南米や欧州のスカウトからも注目されており、今後の活躍次第で世界的なスターへの道も開けるだろう。
