今回の米軍によるイラン攻撃は、イランのみならず、中国、ロシア、北朝鮮の指導部にとっても衝撃であり、改めて世界最大最強の米国の軍事力と強い意思を再認識したであろう。すなわち、米国は必要とあらば軍事力の行使を躊躇しない国であるということである。

このことは、相手国には米軍の参戦の可能性を高めるとみられるから、中国による「台湾侵攻」「尖閣侵攻」北朝鮮による「韓国侵攻」に対し、絶大な抑止力になるということである。ロシアに対しても同じであり、NATO諸国に対する新たな侵攻は米軍の参戦の可能性を高めるとみられ、対ロ抑止力が強化されるからである。