果物やヨーグルト、全粒穀物などに含まれる糖分は、食物繊維や栄養素とともに体に取り込まれるため、血糖値の急上昇を避けることができます。

しかし、清涼飲料や果汁のように液体で摂取する糖分は、すぐに吸収され、インスリンや肝臓への負担が大きくなります。

夏場は特に、冷たい飲み物を摂る機会が増えます。

「のどが渇いた」と思って手にするペットボトルが、知らぬ間にあなたの代謝に悪影響を与えているかもしれません。

この季節、意識的に水やお茶を選ぶだけで、未来の健康を守ることにつながるかもしれません。

「食べる砂糖」と「飲む砂糖」。

その違いを知っておくことが、糖尿病予防の第一歩になるのではないでしょうか。

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参考文献

Rethinking sugar: BYU study shows food source is key to understanding diabetes risk
https://news.byu.edu/intellect/rethinking-sugar-byu-study-shows-food-source-is-key-to-understanding-diabetes-risk

元論文

Dietary Sugar Intake and Incident Type 2 Diabetes Risk: A Systematic Review and Dose-Response Meta-Analysis of Prospective Cohort Studies
https://doi.org/10.1016/j.advnut.2025.100413

ライター

相川 葵: 工学出身のライター。歴史やSF作品と絡めた科学の話が好き。イメージしやすい科学の解説をしていくことを目指す。

編集者

ナゾロジー 編集部