使用者目線でお客様の商用車の電動化を支援

なぜ物流会社のヤマトGが企業のEV導入をトータルで支援するサービスを開始?脱炭素と経済性を両立の画像2
(画像=『Business Journal』より引用)

 企業などから多くの引き合いが寄せられているというが、サービスの提供にあたっては、これまでヤマトグループが培ってきたEV導入・運用のノウハウを活用するという。

「ヤマトグループは2025年3月時点で約4300台のEVを保有しており、EV使用者としての経験も豊富です。EVを初めて導入・使用する方々の目線で商用車の電動化を支援することができる点はヤマトグループの強みです。また、多くのEVを車両メーカー様と共同で開発・導入した経験から、お客様のビジネスモデルや脱炭素計画に適したEV導入をご提案できると考えています」

 導入企業側には意外なプラスの効果も出ているという。

「GHG排出量の削減だけでなく、補助金の活用なども含めて試算を行い、コストメリットが出る計画をご提案することで、お客様は脱炭素化と経済性を両立させることができます。

 EVライフサイクルサービスをご利用のお客様からは、『EVは内燃車と比べて振動や騒音が少ないのでドライバーの疲労感が軽減できた』という声や、『ドライバーが給油する手間が省けたので労働時間の短縮につながった』という声も寄せられております。実際にEVを運転されるお客様は『EVは航続距離が短い』といった懸念を持っておられますが、ご契約いただく前に試乗会などを通じて不安を取り除いていただく取り組みも行っております」

 気になるのが導入・運用コストだ。

「GHG排出量の削減だけでなく、補助金の活用なども含めて試算を行い、コストメリットが出る計画をご提案することで、お客様は脱炭素化と経済性を両立させることができます。お客様によっては、EVに加えて充電器や太陽光発電設備が必要になりますが、『EVライフサイクルサービス』は、月額のサービス利用料のみで、初期費用はかからないため、安心してご利用いただけると考えております」

(文=BUSINESS JOURNAL編集部)