もうすぐボーナスの時期となり、「いい加減家電買い替えるかぁ…」と思っている人もけっこう多いはず。
でも、日本で売られている家電は優秀なものが多いので、10年以上経っても壊れる気配すらなく、ぜんぜん使えてしまう物も多い。
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■長期間古い家電を使い続けるのはエコじゃない?
しかし、あまりに長期間家電を使い続けているのも、エコなように見えてじつはけっこう損している場合があるというウワサも。
いったいそのウワサは本当なのか? 最新の家電は古い家電とどこが違うかを知り、そのウワサが事実なのかを確認することにした。
■Panasonicに新型家電事情を聞いてみた
それに協力してくれたのは、さまざまな家電を提供する大手電機メーカー『Panasonic』。家電量販店へ行けば絶対に見かけるメーカーのため、説明するのも不要だろう。
今回はPanasonicの最新型冷蔵庫・オーブンレンジ・炊飯器を実際に見せてもらい、古い家電とどこが違うのかを聞いてみたのだが、あまりの違いに驚かされた。
■新型冷蔵庫の機能について
まず、壊れない家電の筆頭ともいえる冷蔵庫だが、パナソニック以外のものも含め20年前の冷蔵庫と比べると電気代が半額程度になっている場合が多い。そのため、年間数千円~1万円ほど古いものを使うとお金がかかってしまう可能性もあるらしい。
また、それ以外にも新型の冷蔵庫にはさまざまな機能が備わっており、一部メーカーではカメラ付きのものがあり、すでに買ったものの重複や買い忘れ防止にも役立つ。また、パナソニックのカメラは『冷蔵庫AIカメラ』となっており、単純な確認だけではなく、早く使ったほうが良い食材をAIが教えてくれたり、おすすめのレシピを教えてくれるなどの便利機能もあるようだ。
ほかにも、各社で「鮮度が長持ちする野菜室」や、食中毒防止にも役立つ「お弁当など熱いものを急速冷却できる冷凍室」など、ハイエンドの冷蔵庫にはひと昔前にはなかった機能がたくさん搭載されていることが多い。
■新型オーブンレンジの機能について

次にオーブンレンジだが、古い家電とそこまで電気代に差はないものの、各社でかなり異なった機能が追加されている。その中でも共通して進化した機能を挙げると、やはりアプリと連携してレシピを教えてくれる機能だろう。
さらにパナソニックのスチームオーブンレンジ『Bistro』シリーズには、『凍ったままワンボウル』メニューがあり、冷凍食材や調味料をそのままボウルに入れてチンするだけで料理ができる機能がある。包丁を使わないだけでなく解凍の手間も省けるので、時短と美味しさが両立できるのがポイントだ。
また、これは各社共通の点だが、ひと昔前のオーブンレンジと比べるとセンサーが発達しているので、あたためのムラも少なくなっている場合が多い。料理を作らずともお惣菜の加熱や冷凍食品の調理は日常的に行うことなので、基本的な機能が強化されているのはシンプルにうれしい。
ちなみに、パナソニック広報いわくBistroの上位機種に搭載されている「おまかせ熱風フライ」は、市販の未加熱の冷凍フライをおいしく揚げられるお勧めの機能なのだとか。少量の油で揚げ物ができ、油の後処理も不要なため、別で油を使わないフライヤーを買う必要もなくなりそうだ。