着底からのストップアンドゴーが良い感じに魚からのコンタクトがあった。船長曰くベイト付きなのでタイラバよりジグのほうに反応がいいそうだ。その他にもSLJらしく、フエフキやマダイ、イトヨリ、カサゴ等が釣れていた。その後は短時間だけデイイカメタルを試して最後にイサキに再挑戦となった。

不完全燃焼の初戦

最後のイサキポイントでようやくパターンを掴みかけた。朝はスピンテールジグの巻きに反応が無かったが、巻き→トゥイッチ→テンションフォールでイサキからのバイトが連続した。しかし、連続のフックアウトでイサキの追加は叶わず。どうにもスピンテールのテンションフォールに反応していたようだ。

このパターンを朝に発見できていればまた釣果は変わっていたかもしれない。時すでに遅し、無念のタイムアップ。竿頭とはイサキ最終釣果でトリプルスコアをつけられていた。

シーズン初戦のイサキSLJで大苦戦【山口】本命連発の竿頭が使っていたのは「ジグミノー」当日の釣果(提供:TSURINEWSライター・檜垣修平)

クーラーはそれなりに賑わっているが、イサキ4(+リリース2)、キジハタ2、アカハタ2となった。個人目標としていたイサキの釣果の半分にも届かず2025年のイサキ開幕戦は不完全燃焼で終了した。

ジグミノーにアタリ集中

帰りしな、一番釣っていた人にヒットジグを聞いてみると某釣具店の特価品とのこと。どうりで見たことが無いわけだ。調べて商品詳細を見て、色々と合点がいった。竿頭の人が投げていたのは“ジグ”ではなく“ジグミノー”だったのだ。

あまりイサキSLJでは馴染みのないジグミノーだが、イサキが上ずっていた水深10m未満のあのシーンでは効果があったのだろう。

ジグとジグミノーでは、フォールスピードもフォール時のアクションも全く異なる。同じロッドアクションをしてもジグで再現できるものではない。

ジグミノーとジグの違いを考察

実際に試してみない事にはこの仮説が正しいのかは分からないが、明確に釣果に差が出ていたのは事実。最終番でスピンテールジグのフォールに反応が出たのは、ジグミノー同様テンションフォールさせるとゆっくりフォールするからだろう。